コピペの勧め

ビジネス

真面目な人の仕事ぶりを見ていて、気になることの1つは、なんでもかんでもゼロベースで仕事を始めようとすることです。

企画書1つとっても、パワポを開き、新しいプレゼンテーションを選択。いちからフォントを決めていったりします。それがモチベーションアップの原動力であればいいのですが、かなりの時間のロスです。

自分の昔の企画書、同僚や先輩の企画書をまずはコピペして、今回の企画用にアレンジしていった方が断然早いです。

それが社内でも優秀といわれる先輩の企画書であれば、企画書に必要な要素、ロジックツリーなどを拝借しましょう。もし、社会時経験が浅い方であれば、それをトレースすることで、企画書作成力のスキルアップにもつながって一石二鳥です。

コピペは企画書に限ったことでありません。新しい仕事を任されたとして、過去に似た仕事が社内外にあるか、ないか、まずは探してみましょう。仕事のプロセスや、何が成否をわけたポイントを探ることで、先行きが明るくなるはずです。

企画の際には、成果指標(売上やROAS)を求められることも多いです。新規性の高い企画であればあるほど、算出は難しいと思います。私も心の中では、やってみなきゃわからないと思っています(笑)。

その際は、単純なコピペでは対応できないのでフェルミ推定の出番です。

フェルミ推定とは、不明な値を、実際に調査して把握するではなく、ロジカルシンキングで概算すること。例えば日本に電柱が何本あるか、という問いに対して、実際に数えるのは不可能です。近隣の電柱の数を元に、近隣と日本全国の環境の違いを加味して、恐らく日本には電柱は何本だろうと推定します。

稟議で上長から求められるのは、正解ではなく、「もっともらしいか」という納得感です。いろんな数字やロジックを元に算出してみて、納得感がありそうか確認してみましょう。事前に同僚に説明してみるのもいいと思います。

少し話がそれましたが、コピペは企画以外にも役立ちます。会議の司会のやり方、ビジネスメールの文言、交通費精算、エクセルの計算式、などなど。noteやグーグルにも情報は落ちていますよね。

あくまでの仕事の話なので、著作物に関してのコピペはやめましょう。

仕事には、本質的ではない付属的な作業が必ず伴います。作業に追われて、なかなか仕事が終わらないという方は、作業に取り掛かる前に、コピペで済まないか、ということを考えてみてはいかがでしょうか?

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