いきなり結論。重要なのはターゲットとタイミング

DtoCマーケティング

 いきなり結論から始めます。ダイレクトマーケティング、今の言葉でいうDtoCマーケティングの重要なことは、2つあります。逆に言うと2つしかありません。

1つ目はターゲット
2つ目はタイミング


です。

 昨今、DtoCマーケティングが脚光を浴びています。これまでのリテールや卸と異なり、エンドユーザーと直接取引をするマーケティング手法。と、言ってしまうとシンプルな話なのですが、大抵の場合、DtoCマーケティングと言うと、データ収集・解析、CDP、MA、DX、CX、BI、CRM、1to1、セグメント、ペルソナ、カスタマージャーニー、ファンベースマーケティングなど、さまざまな横文字が付いてまわります。

 そのためでしょうか。目的より手段に目が行きがちです。やれシステムはどうしよう、やれロイヤルティプログラムはどうしようとか。他社の先進の事例を真似することから始めてしようとしてしまいます。いえ、そこから始めてはいけません。DtoCマーケティングとは、エンドユーザーと直接取引をすること。その意味を、その本質をとらえることから始めてみましょう。

 なので、今もしDtoCの担当をしていたり、これから始めようとしている方がいたら、そのことを意識してください。例えば、

「RDBを理解しなきゃ」
「SNSで集客しなきゃ」
「NPSを解析しなきゃ」
「統計数理を勉強しなきゃ」

 というように日々のタスクに追われるのが、マーケッターの日常だと思いますが、一度手を止めて基本に立ち返ってみる勇気が必要です。

DtoCマーケティングでは、お客様は目の前にいません。

 だからこそ、店舗とは違って、制約なくマーケティングができるのですが、そのとき、無味無臭な数字と商売をしていく錯覚に陥りがちです。しかし、DtoCマーケティングは、紛れもなく「人間」を対象にしたビジネスモデルです。
 見えないリアルタイムに生きる人間」をいかに自分の頭の中で描き切れるか、それが要となってきます。では、そのために何をまず始めるべきかというと、「ターゲット」と「タイミング」の理解になります。

 なんだ、そんな簡単なこと理解しているよ、と思うかもしれませんが、実は自分の理想だけで思い描いていて、実際とは異なる場合があります。また、時代の変化によって、乖離が発生している可能性もあります。この機会にぜひ0ベースで見直してみませんか?

 まずは結論から始めてみました。次の回からは、「ターゲット」と「タイミング」を理解する方法を詳しく解説していきます。

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